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モンゴル出身力士一覧2026最新|歴代横綱6人と現役番付・優勝記録を徹底解説

橘 遼 橘 遼 • 更新: • 公開: • 読了約 18 分
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2026年の大相撲で、モンゴル出身力士はどのような位置を占めているのか。朝青龍、白鵬、日馬富士らが築いた横綱の系譜は、豊昇龍や霧島といった現役力士へと引き継がれている。加えて、幕下から急成長を遂げる若手も登場し、モンゴル勢の勢力図は新たな局面を迎えている。

日本相撲協会の力士検索と公式プロフィール、2026年9月場所の成績、歴代力士の記録を整理すると、モンゴル出身の歴代関取は42人、歴代横綱は6人。幕内優勝は通算104回に達している。2026年10月24日時点の最新情報を基に、現役力士の番付・星取表・所属部屋から、朝青龍、白鵬、日馬富士らの実績、強さの背景まで詳しく解説する。

【2026年最新】モンゴル出身の現役力士一覧と番付・星取表

モンゴル出身力士

2026年10月24日時点で、直近の本場所として成績が確定しているのは9月場所だ。11月場所は11月8日に初日を迎え、正式な番付は10月26日に発表される予定となっている。そのため、番付の比較には9月場所の公式番付を使い、9月30日に発表された新十両昇進者については別途整理する必要がある。

日本相撲協会の「力士を探す」に掲載された2026年9月場所のモンゴル出身力士は23人。内訳は幕内6人、十両5人、幕下9人、三段目1人、序ノ口2人だった。関取に限れば11人で、幕内から序ノ口まで幅広い階級に力士がいる。

2026年9月場所の全体成績は122勝94敗33休、勝率56.5%。23人のうち14人が勝ち越し、9人が負け越した。幕内だけを見ると、休場者を除く5人の合計は36勝39敗。モンゴル勢全体の勝率は高かったものの、幕内では勝ち越しと負け越しが分かれる結果になった。

9月場所の番付と成績を、階級別に整理すると次のようになる。以下の番付は9月場所のもので、11月場所の正式番付とは異なる。

  • 幕内:豊昇龍(西横綱、0勝0敗15休)、霧島(東大関、8勝7敗)、欧勝馬(西前頭5枚目、6勝9敗)、朝白龍(西前頭12枚目、8勝7敗)、千代翔馬(西前頭14枚目、5勝10敗)、寿之富士(西前頭16枚目、9勝6敗)。
  • 十両:出羽ノ龍(東十両筆頭、10勝5敗)、旭海雄(西十両筆頭、8勝7敗)、玉鷲(東十両3枚目、10勝5敗)、阿武剋(西十両3枚目、8勝7敗)、玉正鳳(東十両12枚目、6勝9敗)。
  • 幕下:旭富士、天昇山、北天海、風の湖、豪聖山、龍葉山、天狼星、和歌ノ富士、佐田ノ輝。
  • 三段目:白月狼。序ノ口:城勝雄、北勝。

幕内では、大関・霧島と朝白龍が8勝7敗で勝ち越し、寿之富士は9勝6敗と健闘した。一方、豊昇龍は初日から全休し、15日間を休場で終えた。横綱の次の場所での状態は、2026年後半の大きな注目点となっている。

十両では、41歳の玉鷲と出羽ノ龍がともに10勝5敗。玉鷲は長い現役生活を続けながら、2026年も二桁勝利を記録した。幕下では旭富士と天昇山がともに6勝1敗、序ノ口では城勝雄が7戦全勝で優勝している。上位だけでなく、下位の階級でも次の関取を目指す力士たちが結果を残した。

【歴史と経緯】1992年の先駆者からモンゴル出身横綱6人の時代へ

モンゴル出身力士の歴史を語るうえで、出発点となるのが1992年春場所だ。大島部屋がモンゴルで行った新弟子募集を通じ、旭鷲山、旭天鵬、旭天山、旭鷹、旭雪山、旭獅子の6人が来日し、大相撲の世界に入った。

しかし、異国の相撲部屋での生活は簡単ではなかった。言葉、食生活、厳格な上下関係などに直面し、入門から半年ほどで帰国を求める動きも起きた。共同通信のニュース用語解説や、nippon.comの歴史記事でも、初期のモンゴル出身力士が直面した困難と、先駆者たちが切り開いた道が紹介されている。

そのなかで大きな足跡を残したのが旭鷲山と旭天鵬だ。旭鷲山は1995年春場所にモンゴル出身力士として初めて関取となり、多彩な技を武器に活躍。旭天鵬も関取、幕内へと昇進し、2012年夏場所には37歳8か月で幕内初優勝を果たした。若手時代からの苦労を経て長く土俵に立った旭天鵬の優勝は、モンゴル出身力士の歩みを象徴する出来事の一つである。

その後、2000年代には朝青龍と白鵬が台頭し、日馬富士、鶴竜へと横綱の系譜が続いた。加えて、序二段まで番付を落としてから復活し、2021年に横綱へ昇進した照ノ富士、2025年に横綱となった豊昇龍が続く。モンゴル出身の横綱は、初期の挑戦者から大相撲を代表する存在へと、その立場を大きく変えてきた。

外国出身力士の入門をめぐっては、初期の混乱を経て制度面の整理も進んだ。現在は原則として1部屋につき外国出身力士1人という枠が設けられており、入門希望者の実力だけでなく、各部屋の受け入れ状況も角界入りに影響する。後に触れる旭富士の歩みは、この制度が若い力士の出発時期を左右する例でもある。

【歴代横綱を比較】朝青龍・白鵬・日馬富士から豊昇龍まで

日本相撲協会の歴代横綱情報と各力士の戦歴を基に、モンゴル出身の横綱6人を比較する。優勝回数は2026年9月場所終了時点の集計で、幕内最高優勝の回数を示している。

横綱 代数 横綱昇進 幕内優勝 主な実績・特徴
朝青龍 第68代 2003年3月 25回 圧倒的なスピードと攻めの強さで一時代を築いた
白鵬 第69代 2007年7月 45回 幕内優勝45回の歴代最多記録
日馬富士 第70代 2012年11月 9回 鋭い立ち合いと機動力を生かした相撲
鶴竜 第71代 2014年5月 6回 安定した組み手と冷静な相撲運び
照ノ富士 第73代 2021年9月 10回 大関経験者として序二段から復活し、横綱に昇進
豊昇龍 第74代 2025年3月 2回 2026年の現役横綱。立ち技や投げ技も生かす攻めが持ち味

朝青龍は第68代横綱として25回の幕内優勝を記録した。立ち合いから一気に攻める速さに加え、相手の体勢が崩れた瞬間を逃さない判断力が強みだった。モンゴル出身力士が横綱を目指す道を現実のものにした存在であり、後進に与えた影響も大きい。

白鵬は幕内優勝45回という歴代最多記録を持つ。2007年に横綱へ昇進し、長期にわたって第一線で活躍した。右四つからの寄りや上手投げを軸に、相手に応じて攻め方を変える技術、立ち合いの精度、長期間にわたって高い成績を保つ力が記録を支えた。日本相撲協会の公式プロフィールにも、優勝45回をはじめとする戦歴が掲載されている。

日馬富士は9回、鶴竜は6回の幕内優勝を記録した。日馬富士は小柄な体格を機動力と鋭い攻めで補い、鶴竜は組み手の巧みさと冷静な判断で頂点に立った。同じモンゴル出身でも、得意とする相撲の形は一様ではない。

照ノ富士は10回の幕内優勝を挙げた。大関から陥落した後、序二段まで下がって土俵に戻り、再び大関、そして横綱へと昇進した経歴は、モンゴル勢の歴史のなかでも際立つ。豊昇龍は第74代横綱としてその系譜を継ぎ、2026年9月場所では全休となったものの、今後の土俵での復調が注目される。

横綱6人の優勝回数を合計すると97回に達する。モンゴル出身力士全体の幕内優勝104回の大半を、横綱経験者が占めている計算だ。ただし、横綱の記録だけを見てしまうと、旭鷲山や旭天鵬、玉鷲、逸ノ城のように、横綱にならずに三役や幕内優勝で実績を残した力士の存在を見落としてしまう。

【歴代関取42人の内訳】優勝回数・三賞・金星から見る実績

モンゴル出身の歴代関取は、十両以上に昇進した力士を数えると42人に上る。歴代の主な関取をまとめた記録では、最高位別の内訳は横綱6人、大関1人、関脇4人、小結4人、前頭18人、十両9人となっている。合計42人であり、横綱だけでなく幕内や十両で活躍した力士も含まれる。

幕内優勝を経験したモンゴル出身力士は10人で、優勝回数は合計104回。2026年3月場所では霧島が3回目の幕内優勝を果たした。2026年9月場所終了時点の優勝回数ランキングは、白鵬45回、朝青龍25回、照ノ富士10回、日馬富士9回、鶴竜6回、霧島3回、玉鷲2回、豊昇龍2回、旭天鵬1回、逸ノ城1回となっている。

特筆すべきなのは、優勝記録が特定の横綱だけに限られていない点だ。玉鷲は関脇まで昇進し、2019年1月場所に34歳で幕内初優勝を達成。旭天鵬は37歳8か月で初優勝を飾り、逸ノ城も幕内優勝を経験した。最高位が横綱でなくても、幕内の頂点に立つことはできる。

三賞の集計は合計82回、受賞した力士は16人。内訳は技能賞29回、殊勲賞25回、敢闘賞28回となっている。三賞は、幕内での技能、上位力士を破る活躍、場所を通じた健闘などを評価する賞だ。横綱や大関の昇進歴だけでは測れない、個々の力士の特色を読み取る材料になる。

三賞受賞回数では日馬富士が10回で最多。鶴竜、照ノ富士、霧島はそれぞれ9回を記録している。霧島は2026年3月の優勝を含め、優勝実績と三賞の両面で現役勢を代表する力士の一人だ。

金星は合計33個で、獲得した力士は11人とされる。金星とは、前頭の力士が横綱に勝った場合に得られる記録で、番付上の地位を超えた勝利を示す。逸ノ城は9個、玉鷲は8個を獲得している。玉鷲の記録は、長年にわたって上位の横綱と対戦し、勝利を重ねてきたことを物語る。

この数字を読み解く際は、幕内優勝、三賞、金星を同じ指標として扱わないことが大切だ。優勝は15日間の場所全体を制する成績、三賞は特定の活躍に対する評価、金星は平幕力士が横綱に勝った記録である。それぞれが示す強さの種類は異なり、組み合わせることで選手の特徴が見えてくる。

【所属部屋一覧と次世代】旭富士の新十両昇進が示す現在地

モンゴル出身力士は、一つの相撲部屋に集中しているわけではない。2026年9月場所の番付を基準にすると、豊昇龍は立浪部屋、霧島は音羽山部屋、欧勝馬は鳴戸部屋、朝白龍は高砂部屋、千代翔馬は九重部屋、寿之富士は伊勢ヶ濱部屋に所属する。

十両では、出羽ノ龍が出羽海部屋、旭海雄が大島部屋、玉鷲と玉正鳳が片男波部屋、阿武剋が阿武松部屋。幕下以下には、旭富士と豪聖山が伊勢ヶ濱部屋、天昇山が玉ノ井部屋、北天海が尾上部屋、風の湖が押尾川部屋、龍葉山が時津風部屋、天狼星が錣山部屋、和歌ノ富士が春日野部屋、佐田ノ輝が境川部屋に所属する。加えて、白月狼は朝日山部屋、城勝雄は湊川部屋、北勝は八角部屋に所属している。

このように、モンゴル出身力士は複数の部屋に分かれて稽古を積み、師匠や兄弟子から異なる技術を学んでいる。所属部屋は、力士のプロフィールを確認するうえで欠かせない情報だ。同じ出身国であっても、稽古環境や指導方針によって、得意な相撲や成長の過程は変わってくる。

2026年の新たな注目株が、伊勢ヶ濱部屋の旭富士英毅だ。日本相撲協会は9月30日、11月場所での新十両昇進を発表した。2025年11月場所に初土俵を踏んでから所要6場所での昇進で、1958年に年6場所制となって以降、付け出しを除く初土俵からの昇進として最速タイの記録に並ぶ。

旭富士は2026年1月場所に序ノ口で7戦全勝、3月場所に序二段で7戦全勝、5月場所に三段目で7戦全勝を記録した。7月場所では幕下優勝を果たし、9月場所も6勝1敗で勝ち越している。初土俵から序ノ口、序二段、三段目、幕下と4場所連続で各段優勝を経験した点も注目される。

なお、旭富士という四股名は第63代横綱と同じだが、2026年に新十両へ昇進した旭富士英毅は別人である。日本相撲協会の新十両力士一覧にも、モンゴル出身、伊勢ヶ濱部屋所属として掲載されている。2026年10月24日時点では11月場所の正式番付発表前だが、昇進そのものはすでに決まっている。

新十両昇進は、幕下以下での成績が関取の地位へ結びついたことを意味する。横綱や大関の実績に加え、旭富士のような若手がどのように番付を上げていくかを追うことで、モンゴル出身力士の現在と未来をより立体的に捉えられる。

【強さの理由を分析】モンゴル相撲・育成環境・個人の技術

モンゴル出身力士の強さを説明する際、よく挙げられるのが、伝統的なモンゴル相撲「ブフ」の存在だ。相手の体勢を崩し、足腰の力を使って倒す競技経験は、大相撲で求められる重心移動や組み手、投げ技の習得に生かされる場合がある。ただし、ブフと大相撲はルールも技術体系も異なり、モンゴル出身というだけで全員が同じ能力を持つわけではない。

もう一つの要因は、入門後の育成と競争環境だ。1992年の初期メンバーが道を切り開いた後、モンゴルから日本へ相撲留学する若者や、先輩力士の活躍を見て角界入りを目指す人材が続いた。日本の高校や大学で相撲を学んでから入門する力士もおり、競技経験を積む経路は一つではない。

また、モンゴル出身の力士には、組んで攻めるタイプ、立ち合いの鋭さを生かすタイプ、投げ技や相手の動きへの対応を得意とするタイプなど、さまざまな個性がある。白鵬の安定した攻め、日馬富士の機動力、鶴竜の組み手、玉鷲の押し相撲を一括りにすることはできない。歴代の記録が示しているのは、出身地だけではなく、個人ごとの技術と長期的な鍛錬の積み重ねである。

加えて、外国出身力士が日本の相撲部屋で生活するには、言語や文化への適応も欠かせない。初期の力士たちが直面した苦労を経て、後輩が入門時に参考にできる先輩の存在や情報が増えたことも、育成環境の変化として考えられる。先駆者の成功が次の世代の目標となり、競技経験を持つ若者が日本で力を伸ばす循環が形成されてきた。

一方で、「モンゴル出身力士は全員が強い」「体格だけで日本出身力士を上回る」といった見方は正確ではない。2026年9月場所の成績でも、勝ち越した力士と負け越した力士が混在している。出身地別の成績は集団としての傾向を示すにとどまり、個々の力士を評価するには、番付、対戦相手、休場の有無、決まり手、直近数場所の成績を確認する必要がある。

観戦時に強さを見極めるなら、勝敗だけでなく、立ち合いの主導権、相手のまわしを取る位置、押し込まれた際の残し方、土俵際での判断にも注目したい。こうした観点は、横綱だけでなく、幕下から関取を目指す力士の成長を追うときにも役立つ。

【モンゴル出身力士】に関するよくある質問(FAQ)

Q1:モンゴル出身の歴代横綱は何人いますか? A1:2026年10月時点で6人です。朝青龍、白鵬、日馬富士、鶴竜、照ノ富士、豊昇龍が該当します。白鵬は幕内優勝45回で、歴代最多記録を持っています。

Q2:2026年現在、モンゴル出身の現役力士は何人ですか? A2:2026年9月場所の番付では23人です。11月場所では旭富士の新十両昇進が決定しており、正式番付は10月26日に発表される予定です。最新の番付や休場情報は、日本相撲協会の公式力士検索で確認できます。

Q3:モンゴル出身力士の幕内優勝は合計何回ですか? A3:2026年9月場所終了時点の集計では104回です。白鵬が45回、朝青龍が25回で、この2人だけで合計70回を占めています。照ノ富士、日馬富士、鶴竜らも複数回の優勝を記録しています。

Q4:歴代関取42人とは、横綱や大関だけを指しますか? A4:いいえ。十両以上に昇進した力士の総数です。最高位別では横綱6人、大関1人、関脇4人、小結4人、前頭18人、十両9人となっており、幕内上位だけでなく十両で活躍した力士も含みます。

Q5:2026年に注目される若手のモンゴル出身力士は誰ですか? A5:伊勢ヶ濱部屋の旭富士英毅が注目株の一人です。2025年11月場所の初土俵から所要6場所で新十両昇進を決めました。2026年は序ノ口、序二段、三段目での全勝優勝と幕下優勝を経験し、急速に番付を上げています。

モンゴル出身力士の歴史は、1992年に来日した6人の挑戦から始まり、旭鷲山や旭天鵬を経て、朝青龍、白鵬、日馬富士、鶴竜、照ノ富士、豊昇龍という6人の横綱へとつながってきた。歴代関取42人、幕内優勝104回、三賞82回、金星33個という記録は、長年にわたる活躍の規模を示している。

2026年の土俵では、横綱・豊昇龍の復調、大関・霧島の優勝争い、41歳の玉鷲の奮闘に加え、旭富士の新十両昇進が見どころとなる。歴代の大横綱の記録を振り返るだけでなく、現役力士の番付や星取表を場所ごとに比較することで、世代交代の動きも見えてくる。

【プロの結論】 モンゴル出身力士の強さを正しく理解するには、出身地や優勝回数だけで評価せず、最高位、三賞、金星、所属部屋、直近の成績を組み合わせて見ることが重要だ。横綱の歴史と、関取を目指す若手の歩みを並べて追うことが、大相撲の現在地を理解する最も確かな方法となる。

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